GLW|企業サイトのリニューアル|テーマ移行から「自社で更新できる状態」で引き渡すまで
株式会社GLW / 2026年3月納品

- 支援範囲
- ホームページリニューアル・WordPress実装
- 期間
- 2026年3月納品
自動車・モビリティ業界向けに設計開発の技術サービスを提供する株式会社GLW様のコーポレートサイトを、WordPressでリニューアルしました。既存サイトはカスタマイズの自由度に制約のあるテーマで運用されており、デザインの刷新と同時に「公開後に自社で更新できる状態」を作ることが本案件のゴールでした。ラフ作成からデザイン、WordPress実装、本番移行、そして更新マニュアルの提供までを担当しています。
プロジェクト概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クライアント | 株式会社GLW(自動車・モビリティ業界向けの設計・開発技術サービス) |
| atmeの担当 | ラフ・デザイン制作/WordPress実装/本番移行/更新マニュアル作成 |
| 期間 | 2025年11月着手 〜 2026年3月納品(公開後の運用支援は4月まで) |
| CMS | WordPress(既存テーマから、更新しやすい国産テーマへ移行) |
| 制作範囲 | トップページ + 下層4ページ(About/Service/Recruit/News) |
| 公開サイト | https://glw.co.jp |
課題と解決策
GLW様は、トヨタ・いすゞ・スズキといった大手OEM/サプライヤー向けの設計開発から、海外向けオフショア開発までを手がける技術サービス企業です。事業内容の幅に対して、既存サイトは次の状態でした。
- テーマの制約でデザインの自由度が低い — 伝えたい事業の幅を表現しきれていない
- 更新しづらい — お知らせや実績を自社で足していく運用になっていない
- 採用の導線が弱い — 求人情報へどうつなぐかが設計されていない
そこで、テーマそのものを「更新しやすく、デザインの自由度が高いもの」へ移行したうえで再設計する方針を取りました。テーマ選定の基準は見た目ではなく「クライアントが公開後に触れるか」に置いています。
詳細なプロジェクトプロセス

プランニング
ヒアリングシートと参考サイトをもとに、まずラフを作成しました。ラフ段階でクライアントからフィードバックをもらい、そこで出た「こうしてほしい」という要望を構成に反映してからデザインに進んでいます。ラフの目的は絵を決めることではなく、認識のズレを実装前に潰すことです。
デザイン
トップページのデザインから着手し、複数案を提示して方向性を決めました。ファーストビューは、コピーの視認性を軸に調整を重ねています。背景写真の上に文字を置く構成は、写真の明度によってコピーが読めなくなるため、画像側とテキスト側の両方で調整しました。
方向性が確定したあと、下層4ページ(About/Service/Recruit/News)のデザインを制作しています。
写真はクライアントから提供された実物素材を使用しました。代表者の写真、モータースポーツの現場写真などを、トップページと採用ページに多めに配置し、横に流れるスライド表現で見せています。技術サービス企業のサイトでは、実際の現場写真がそのまま信頼の材料になります。
実装
WordPressで実装しました。主な実装内容は次のとおりです。
- 既存テーマから、更新性とデザイン自由度を両立するテーマへの移行
- トップページ+下層4ページの構築
- トップ・採用ページの写真スライドショー
- お知らせ(実績紹介)をカスタム投稿で管理し、クライアントが記事形式で追加できる構成に
- 採用ページの応募ボタンから、外部の採用管理サービスの求人一覧へ接続
- 公式X(旧Twitter)アカウントへのリンク設置
採用ページは当初「社員紹介」セクションを含む設計でしたが、クライアントの判断で今回は見送りとなり、セクションごと削除しました。載せられない情報を無理に埋めるより、削ったほうがページは強くなります。
テストと本番移行
テストサイトで全ページを構築し、確認が完了してから本番環境へ移行しました。テーマのライセンスはクライアント側で購入・登録いただく形とし、公開後の権利関係がクライアントに残る状態で引き渡しています。
移行作業は公開日に余裕を持って設定しました。既存サイトから新サイトへの切り替えは、環境差によって一度で通らないことがあります。「移行日=公開日」にしないことが、当社の標準の組み方です。
納品したもの — サイト本体だけでは終わらせない

この案件で最も時間をかけたのは、実は公開後のパートです。サイトを渡しただけでは、お知らせは3ヶ月で止まります。そこで次を納品物に含めました。
| 納品物 | 内容 |
|---|---|
| サイト本体 | トップ+下層4ページ(WordPress) |
| テーマライセンス | クライアント名義で購入・登録。権利をクライアント側に残す |
| お知らせ更新マニュアル | 管理画面での追加手順を画面録画の動画で提供 |
| 画像差し替えマニュアル | スライドショーの画像を差し替える手順を動画で提供 |
| 運用時の確認ポイント | 公開後に定期的に見るべき箇所を共有 |
文章のマニュアルではなく画面録画で渡したのは、受け取る側がWeb専任者ではないためです。「管理画面>該当メニュー>新規追加>公開」という一連の動きは、読むより見るほうが早く伝わります。
成果
- 既存テーマの制約から解放され、事業内容と採用の両方を伝えられる構成に刷新
- お知らせ・実績をクライアント自身が追加できる運用体制に移行
- 採用ページから外部の採用管理サービスへ直接つながる応募導線を新設
- テーマライセンスをクライアント名義にし、制作会社に依存しない状態で引き渡し
この案件で当社が標準にしていること
- テーマは「見た目」ではなく「公開後に触れるか」で選ぶ
デザインの自由度が高いテーマでも、管理画面が複雑すぎると更新は止まります。誰が更新するかを先に確認してから選定します。
- 更新マニュアルは動画で渡す
Web専任者がいない会社ほど、文字のマニュアルは読まれません。実際の画面を録画して渡すほうが、問い合わせも減ります。
- ライセンス・アカウントはクライアント名義にする
テーマ・サーバー・ドメインの権利が制作会社側に残っていると、乗り換えたくてもできない状態になります。引き渡し時点で自走できる形にするのが当社の方針です。
よくある質問
Q. 既存サイトのテーマを変えると、中身は作り直しになりますか?
A. 基本的には再設計になります。テーマが変わるとレイアウトの仕組みが変わるためです。ただし写真・文章・実績といった中身の資産は引き継げます。
Q. 公開後、自分たちで更新できますか?
A. できる状態にしてお渡しするのが前提です。本案件でもお知らせの追加・画像の差し替えを、動画マニュアル付きで引き渡しています。
Q. 採用ページから求人サイトへつなぐことはできますか?
A. 可能です。本案件では採用ページの応募ボタンから、外部の採用管理サービスの求人一覧へ遷移する形にしています。求人情報を二重管理しなくて済むのが利点です。
Q. テーマの購入は誰がやるべきですか?
A. クライアント名義をおすすめします。制作会社名義のままだと、契約終了後にライセンスの扱いで困ります。
同じような悩みを抱える企業の皆様へ
「テーマの制約でやりたいデザインができない」「公開したのに自社で更新できない」「採用の応募導線が作れていない」——このようなご相談を承っています。現在のサイトの管理画面を見せていただければ、移行が必要かどうか、今のまま改修で足りるかからご提案します。
掲載画像は2026年9月6日時点の公開サイトです。現在の内容・デザインは制作当時と異なる場合があり、画面内のすべてを担当したことを示すものではありません。
