介護・福祉事業所の採用サイトの作り方|求人が来ない本当の理由と費用相場
株式会社atme 編集部 / 公開 2026年9月20日 / 更新 2026年9月20日
介護・福祉事業所の採用サイトの制作費用は50万〜150万円が目安です(2026年9月時点)。介護・福祉業界は人材不足が特に深刻な業界の一つとして知られており、「求人媒体に出しても応募が来ない」という悩みは業界全体で共通しています。つまりこれはあなたの事業所だけの問題ではなく、多くの事業所が同じ壁にぶつかっています。だからこそ、他がやっていないことをやれば差がつきます。
なぜ求人媒体だけでは応募が来ないのか?
求人媒体(ハローワーク・求人サイト)は「条件の比較表」です。給与・休日・立地で並べられたとき、小さな事業所は大手に勝てません。応募者が本当に知りたいのは条件の先にある「どんな人と、どんな雰囲気で働くのか」で、それを伝えられる場所が採用サイトです。実際、求職者の多くは応募前に事業所名で検索します。そのとき出てくるのが求人票の転載だけなら、比較土俵から降りられません。
採用サイトとは?
採用サイトとは、求人媒体とは別に自社で持つ「働く場所としての自社」を伝える専用サイト(またはページ群)です。仕事内容の実際、1日の流れ、職員の声、職場の写真、教育体制、数字で見る職場(平均勤続年数・有休取得率など)で構成します。
応募が来る採用サイトに必要な7つの要素

| 要素 | ポイント |
|---|---|
| 職員インタビュー | 転職理由と「入ってどうだったか」を本音で。3名以上 |
| 1日の流れ | 時間帯別に写真付きで。未経験者の不安を消す |
| 数字で見る職場 | 職員数・男女比・平均年齢・勤続年数・有休取得率 |
| 教育・資格支援 | 未経験からの成長ステップを図で |
| 施設・設備の写真 | プロ撮影推奨。現場の雰囲気が伝わる写真は応募判断への影響が大きい |
| 募集要項 | 給与はレンジでなく具体額。モデル月収を明記 |
| 応募のハードルを下げる導線 | 「見学だけOK」「LINEで質問OK」を用意 |
費用相場と作り方の選択肢
| 方法 | 費用目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 既存HPに採用ページ追加 | 15万〜40万円 | まず小さく始めたい |
| 採用サイトを独立で新設 | 50万〜150万円 | 通年採用・複数職種 |
| 撮影・取材込みフルパッケージ | 100万〜250万円 | 採用が経営課題の中心 |
| 月額運用(更新・求人連動) | 月1万〜5万円 | 「作った後」に情報を生かし続ける |
経営者としての実感
私たちは開発会社ですが、自社で飲食店・ジム・美容室を経営しており、現場スタッフの採用を自分ごととして毎年やっています。体験から言えるのは、応募者は「求人票の条件」ではなく「そこで働く自分を想像できたか」で動くということです。うちの店でも、職場の日常が伝わる情報を出したときが最も応募の質が上がりました。介護・福祉はなおさら「人」で選ばれる業界です。
よくある質問
Q. 採用サイトを作れば応募は増えますか?
A. サイト単体では増えません。求人媒体・Googleビジネスプロフィール・SNSから採用サイトへ流す導線設計まで含めて機能します。
Q. 更新は誰がやるべきですか?
A. 職員の声や日常の写真は現場でしか撮れないため、「現場が素材を送る→制作側が整えて掲載する」分業が続きます。月額運用に含めるのが現実的です。
Q. 小規模(職員10名以下)でも意味がありますか?
A. むしろ小規模ほど効果的です。大手が出せない「顔が見える情報」こそ小規模の武器で、比較土俵を変えられます。
執筆: 神谷大吾(株式会社atme 代表取締役)。Web・業務システムの受託開発200件以上。自らも飲食店・ジム・美容室を経営し、現場スタッフの採用を実務として行っている。
(2026年9月時点の情報です)
